yuta_tea.masterの日記

金沢在住。ファッション業界と茶の湯に片足ずつ入れております。金沢歴活副代表としてのブログも。

2016-01-01から1年間の記事一覧

1058日目【萩の月】

福島旅行でたらふくお菓子を調達してきました。。 どれくらいっていうと、これくらい。 何日もつのか、賞味期限とにらめっこなわけですが本日は福島旅行で買ったものではなく旅行先で義兄よりいただいたこちら。 はい、仙台銘菓の萩の月です。。 福島のお隣…

会津若松をゆく其の三“千少庵”

昨日は早朝の緊急地震速報で目が覚め慌ただしく会津若松最後の朝を迎えましたyutaです。 いやぁ、びっくりいたしました。。 何事もないように茶を飲んでおりましたが。。 茶といえばあまり知られていませんが、会津若松には一時期あの千利休の息子が身を寄せ…

早朝の緊急地震速報、それでも僕は茶をいただく

目覚ましのアラームにしては時間が早く、耳にしたことのない音で目が覚めたのはキッカリ午前6時ちょうど。 宿泊先の会津若松のホテルにて。 妻の、「怖い!」という悲鳴でかえって僕は冷静になり、強く揺れる最中もハッキリとした意識で過ごしたのでした。 …

会津若松をゆく其の二【蒲生“レオン”氏郷】

蒲生氏郷。 馴染みのない方にはなんて読むのかひと苦労、知ってる僕は胸が弾むガモウウジサトについて書きますよ。 蒲生。 あっ!蒲生ってもしかして滋賀県にある蒲生郡と関係あるの? もしも万が一そんなふうに思った方がいたら僕は親友になれそうです。 そ…

1056日目「会津葵」【かすてあん】

さてさて、会津若松に滞在しております。 こんな時間に今朝のお菓子をご紹介、なのですが本日会津若松市内に大量に和菓子を購入したことをここに告白しておきます。 ホテルに戻って、いざ和菓子たちを見渡すと【これ、すごいね。並べて写真撮らないと!】と…

会津若松をゆく

福島に来るのは人生五回目、案外訪れている北陸人のyutaです。 福島県に限らず東北って北陸人からすると馴染みが薄いんですよね。。 そんな東北の、福島県を何度も訪れているのは昨日の抹茶投稿にも書いた通りでして、兄に会いに毎回来ているのです。 http:/…

1055日目は、兄の結婚式

今日は兄の結婚式で福島県に来ています。 福島なので、震災の前後はそれはいろいろありました。 ただただ幸せになってほしいという気持ちです。 今朝はそんな想いで茶をいただきました。 かんのやさんの柚餅子。

ローマを求めてしまうのがヨーロッパの性であり、分離独立をしたがるのもまた性だな、という話

神聖ローマ帝国について連日書いております、歴活副代表のyutaです。 今日はまとめとして、神聖ローマ帝国前史というか古代ローマについて少しだけ。 日本人のヨーロッパ史理解を困難にする、あるいは“誤解”させるものがいくつかありますがそのうちの筆頭は…

1054日目「セブンイレブンの和菓子」【おみつたっぷり包みみたらし】

僕は金沢生まれの金沢育ち、金沢在住という人間なのですが兄は就職後ずっと東北勤務。 そんな兄の結婚式が明日でございまして、今日は夕方から福島県へ移動いたします。 そんな今朝のお菓子はこちら。 セブンイレブンの和菓子です。 【おみつたっぷり包みみ…

神聖ローマ帝国の歴史を知らねばナポレオンのイノベーションは理解できない

前回に引き続き http://yutateamaster.hatenablog.com/entry/2016/11/18/070034 西暦800年、12月25日、ミサが執り行われるローマ、サン・ピエトロ大聖堂。レオ3世はシャルルマーニュに対し皇帝戴冠式を断行しました。 【西ローマ帝国の復活】です。 フランス…

1053日目「和菓子処はやし」【栗餅】

今日は寝坊しちゃいまして、電車に間に合わないぜ!!!っと内心焦りながらも慌てず抹茶で一服。 今日のお供は金沢市の主計茶屋街の老舗、和菓子処はやしさんの【栗餅】。 ↑kurimochi と外国人向けの表記! いつもInstagramをご覧いただいている方は既にご存…

歴活世界史「神聖ローマ帝国」その1

神聖ローマ帝国。 なんてカッコいい名前なんでしょう。 まるでドラクエかFFのようです。 そこに登場する人物もこれまたカッコいい。 赤髭皇帝バルバロッサ! 中世最後のナイト、マクシミリアン! 傭兵隊長ヴァレンシュタイン! たまりませんね。 なんて男の…

1052日目「泉鏡花、ほうじ茶餡の焼き菓子」

今朝は金沢らしいこちらのお菓子を♪ 皆さんは泉鏡花という文豪はご存知でしょうか⁇明治〜大正に活躍した人物で『高野聖』が代表作。 https://ja.m.wikipedia.org/wiki/泉鏡花 地元では室生犀星や徳田秋声と並び3文豪とよばれ泉鏡花記念館という記念館まであ…

歴活世界史【ハプスブルク家】

ハプスブルク家。 いつも思うのですがめっちや噛みそうになりますよね。 はい、歴活副代表をつとめておりますyutaです。 歴活でも一度取り上げたことがあるハプスブルク家。今日はそのお話。 実は僕は26歳の頃にウイーンひとり旅をしておりまして、ハプスブ…

レポート第104回「金沢歴活」【これであなたも通の仲間入り!茶の湯釜の歴史】

今回は茶の湯釜についてお話。 先日行った古地図アプリでの金沢街歩きでも茶の湯釜を話題にしましたが、 (http://yutateamaster.hatenablog.com/entry/2016/11/11/221049) ↑その時の詳しく 遡ること今年の8月に歴活にて茶の湯釜について話していたのでその…

1051日目「ことみん」

本日は最近のお気に入り、金沢21世紀美術館近くの古都美さんのお菓子です。 それにしても包み紙が可愛い(和菓子では大切なことですね) 実は色んなお味があります。 紫芋、棒茶、抹茶、オレンジなど5種類。 金沢の和菓子は金沢駅でだいたい買えますがこれは…

和菓子屋に行ってきました【古都美】

“Japanese sweets, or wagashi, can whet the appetite of all sweet-lovers.at kanazawa” 和菓子屋さんのご紹介。 今回は金沢21世紀美術館近くにある 【古都美】さんへ。 場所はしいのき迎賓館から道路を挟んで向かい。 地元の人間からすると、あれ?いつの…

1050日目、金沢うら田【木枯し】

“Japanese sweets, or wagashi, can whet the appetite of all sweet-lovers.at kanazawa” 金沢の和菓子、今朝は上生菓子ですよっと金沢うら田さんの【木枯し】です。 木枯色に染まった山をきんとんで表しているとのこと。 見た目は可愛い!というより、やや…

金沢歴活美術史特講「高橋由一」

1828〜1894 ①どんな人? 近代洋画の開拓者。下野国佐野藩の出。つまりは武士階級の出であり同時代の洋画家、黒田清輝が薩摩藩出身のエリートならば由一は泥臭く目的を達成しようとしたある種、起業家精神溢れる雑草魂の男である。35歳で洋画を志し、41歳の時…

レポート第108回【金沢歴活】「『おしょりん』に学ぶ福井と眼鏡」

“これからは眼鏡の時代や、と100年以上前に福井の地で叫んだ男がいた” 知ってるようでまったく知らない、福井は如何にして一大眼鏡産地になったか!について小説『おしょりん』を元に。 福井眼鏡といえば、国内のシェア96%!残りの4%どこやねん!にして世界…

1049日目【セブンのどら焼】

yuta_tea.masterの毎日抹茶投稿. https://instagram.com/p/BMxEyekgzsU/ 本日はこちら、【セブンのどら焼き】 何とも潔いパッケージ。。。 北海道産の小豆使用でよほど味に自信があるのか。 セブンは和菓子がリーズナブルに美味しいイメージですがわらび餅と…

明治初期の美術界と藩閥政治

以前、歴活にて代表の安藤が【岡倉天心】について話しておりましたが、天心が東京美術学校(現・東京藝大)を追い出されることになる「東京美術学校騒動」について補足を。 テキストはこちら https://www.amazon.co.jp/gp/aw/d/4062580926/ref=mp_s_a_1_1?__…

レポート第116回【金沢歴活】「エルメスに学ぶ伝統工芸とモードブランドの違い」

10月27日に歴活にてお話したエルメスについて。 当日使用した参考図書と、テキストはこちら。 竹宮惠子さんの漫画はなんとエルメス公式なのです。非常に分かりやすくエルメスの歴史が描かれているのでオススメ。 https://www.amazon.co.jp/エルメスの道-中公…

金沢歴活美術史特講「狩野永徳」

狩野永徳っていうとテレビゲーム「太閤立志伝」の印象がいまだに根強い金沢歴活高橋です。 今日の主役、狩野永徳はざっとこんな感じです、ご覧あれ。 生没年1543〜1590 ①どんな人?狩野派と呼ばれる画壇の棟梁で京都で活躍、織田信長や豊臣秀吉ら天下人の御…

〜Lの反乱〜トランプ勝利を歴史から読み解く

今週1番の関心事といえば間違いなくアメリカ大統領選挙、トランプ候補の勝利でしょう。 事前のヒラリー有利というメディアの報道を覆し、主に都市部以外の地域から支持を集めました。 事前のメディア報道を覆すという意味ではイギリスの国民投票が想起されま…

金沢歴活美術史特講「本阿弥光悦」

ヘウゲものやバガボンドにも登場していてサブカル的にも著名人、去年は琳派400年ということでも大忙しだった本阿弥光悦の登場です。 ①どんな人?刀剣の鑑定(めきき)、浄拭(ぬぐい)を家業とする室町時代からの京都の上層町衆の出。父の代から前田利家と関…

金沢の茶の湯【中川宗半】

毎日抹茶を飲んでいながら風邪をこじらせ気味のyutaです。 僕は1000日以上抹茶を欠かさず飲んでおりますがそれでも体調壊すときは壊すんですよねぇ。。鼻水がグズグズだぜ。 さて中川宗半です。 ざっと概要。 ◼︎生没年は? 永禄五年(1562年)〜慶長一九年(…

金沢歴活美術史特講「伊藤若冲②」

若冲は生前から京都画壇では評価を受けており、『平安人物志』では池大雅、与謝蕪村ら文人画家を抑えて人気絵師2位を獲得。この時53歳。 若冲の特徴といえば鮮やかな色彩を駆使しながらも対象を執拗なまで克明に描き反復させる絵画世界には、写生を超越した…

金沢歴活美術史特講【伊藤若冲】

◼︎伊藤若冲(1716〜1800) 知識があればもっと美術館が楽しくなる、金沢歴活副代表の高橋(ジェントル)です。 今日は伊藤若冲についてお話します。 2016年の4月22日より東京都美術館にて生誕300年を祝い「若冲展」が開催されることもあり、今年は年明け早々…

金沢歴活【唐物の文化史】

歴活にてお話しました、今も昔もブランド大好き日本人の歴史です♪ ◼︎「唐物」とは⁇唐物とは近世までの「舶来品」を指す言葉でして、時代によっては南蛮物や阿蘭陀物も含めて唐物と総称します。 言葉の起源は平安時代以降で、初出は史料の上では大同三年(808…