【石引パブリックにて開催】「茶の湯展をより理解するための唐物」
皆さま、もう行かれたでしょうか。
僕のSNSまわり、特にInstagramでも“行ってきました”報告が非常に多いです。
それだけ茶の湯愛好会には注目度の高い本展覧会。
出品している国宝や重文の数、その指定から漏れてはいるけれど茶の湯文脈上価値の高いモノの数、とにかく【数】だけみても空前絶後。
よくこれだけ一堂に会したなという印象です。
細かい道具の由来や文脈上どうかということを知らずとも情報のシャワーとして観る価値あり、ですね。
さて、そんな茶の湯展をより楽しむための講座を今夜は開催しました。
題して
【石引パブリックにて開催】「茶の湯展をより理解するための唐物」
金沢美術工芸大学近くのお洒落ブックカフェ、石引パブリックさんにて月に数度開催させていただいている藝術系トーク。
ワンドリンクオーダーして参加(参加料は別途)するのがお約束。
今回は、こらから茶の湯展観に行く!って人向けの内容。
お茶習ってる人は半分くらいでしたね。
真面目にお話中(とはいえゆるゆると)
茶の湯の歴史とは価値観の変遷の歴史とも言い換えられ、その価値観のデフォルトスタンダードとして据えられるのが【唐物】
舶来物を意味する唐物が平安から鎌倉、室町にいたりどのように武家社会に影響を及ぼしていったか、そこで形成されたいわば【室町資本主義】に対し利休さんがとった行動、その後の織部や遠州はどのような位置づけか、、をお話しました。
唐物を中心に、どのように価値観が変わって行ったか、どのように流行トレンドが変わっていったかを考えるととても面白くこの茶の湯展が観れるのです。
最後に集合写真をぱちり。
せっかくの金曜の夜にわざわざお集まりいただいた皆さまに感謝♪