レポート「京都国立近代美術館」【茶碗の中の宇宙】
昨日は日帰り京都でした。
目的は表題の展覧会を見に行くため。
歴活でもとりあげたことはあるのですが、千利休の時代から茶碗を作り続けている樂吉左衞門家。初代の長次郎から現在まで15代を数えます。
僕はその15代、当代の樂吉左衞門さんが1番好きな陶芸家でして。。。これまでの展覧会はほぼ全て観てますし著書もほぼコンプリートしております。
樂さんはいわば茶の湯の世界の伝統ど真ん中、王道も王道の家に生まれながらその表現はいわゆる伝統を乗り越えようとするもので、従来の樂焼を逸脱する茶碗ん作っています。
もちろん、茶の湯のど真ん中である自分がそのような表現をすることへの躊躇、葛藤、傲慢、嫌悪と色んな感情が混ざっていてその辺りは著書で繰り返し述べられているので興味のある方はご一読ください。
っで今日は何の気なしに午後2時すぎに美術館訪れたのですがなんと、【特別公演樂吉左衞門】の張り紙が。。。。
なんだと。。
聴くしかないじゃないか!
っと一も二もなく受付で整理券をいただき会場へ。
はるか彼方の前方に確かに樂さんが!
対談形式でお相手は哲学者の鷲田清一さん。
お話の中で樂さんが繰り返し、【茶碗は大きさが大切。それは身体性に基づいて決められるべき】と述べられているのが印象深かったなぁ。また【対等って言葉は嫌いです】とか樂節が炸裂していて僕はワクワクしながらお話をきいていたのでした。
展覧会の詳細はまた次回🎵