金沢市民以外にはなんのこっちゃでしょうが7/1は氷室の日、氷室まんじゅう
日々慌ただしくいつの間にか1年が折り返し。
この和菓子ブログもなるたけ毎日更新しようと心新たな高橋(yuta)です。
さて金沢という北陸の城下町では7/1は【氷室の日】
氷室といっても群馬のバンドマンではありません。
氷室びらきといいまして、冬の間に蔵に入れておいた氷を藩主に献上するという風習が江戸時代から金沢にあり、そのタイミングで無病息災を祈り口にするのが氷室まんじゅうなのです。
まぁ、京都における水無月の金沢版ですな。
写真は主計茶屋街の和菓子処はやしさんの氷室まんじゅう。
そう、なんてことはない酒饅頭のような風貌なのですよね。
なんてインスタ映えしないんだ。。。
SNS用にヴィジュアル改善した氷室まんじゅう出て来たら僕は買いたいなぁ。
石引パブリックで開催【金沢歴活】《信じる心も捨ててしまえ、捨聖・一遍》
月に2度金沢美術工芸大学近くのブックカフェ、【石引パブリック】にて美術史や茶の湯をメインにお話しております。
6月28(水)にまたお話させていただきました。
テーマは【一遍】
中学校の歴史で習ったのを覚えている方も多いでしょうか一遍。
教科書的に書くと時宗の祖で特徴は踊り念仏。
僕が一遍について興味を持ったきっかけは茶の湯。
樂焼当代の15代樂吉左衞門さんがエッセイで一遍について触れていたから。これはだいぶ前ですね。5年くらい前かな。
っで今年に入って石パブでオーナーさんが次の本をプッシュしていたので一遍熱に火がつくのです。
栗原康『死してなお踊れ』
独特の文体で語られる一遍伝、たまんないです。僕は仏教門外漢ですがこんかに分かりやすく浄土仏教のことを書いている本は他にないと思う。
一遍って超絶インテリなのに半裸で踊り狂うっていうアナーキーぶりがすごいです。
仏を信じるっていう心を捨てる、捨てようっていう心すらも捨てる。
全部全部捨て切って念仏を唱えればまだ見ぬ世界へ行けると。
興味が湧いた方はぜひ『死してなお踊れ』ご一読くださいませ。
次回は7月11日(火)に石引パブリックにて歴活開催いたします!
絶品豆餅、出町ふたばさんは実は石川県ゆかりなのです。な
先週末、京都へいっておりました。
ずいぶん和菓子食い倒れしてきまして、本日はこちらをご紹介。
出町ふたばさんの名代豆餅!
こんな包み紙に入っております。
なるたけ出来たてをいただくことをオススメ。
よって本店での購入が1番。
豆・餅・餡子のシンプルなつくりだけどなんでこんな甘く感じるのだろう、て不思議。
とにかく行列が凄まじく並びながら商品を決めて会計するので迷うヒマなし。
老舗で情報番組や各メディアでご紹介されきっているのでいまさら僕が説明するまもありませんが。。。実はここの初代のご主人は石川県小松市出身で小松に伝わる豆餅を元に商品開発されたのだとか。
僕の母は小松出身なのですが、小松の家に行った時は確かによくお餅食べたなぁ。
きな粉の概念が変わる、京都市役所前地下鉄からすぐそこ月餅屋直正の《わらび餅》
京都に来ております。
祇園で行われるお茶会に参加するため。
お茶会記録も書こうと思いますがその前に今朝いただいたお菓子のご紹介。
月餅屋直正さんの【わらび餅】
こんな包みに入っております。
これは3個入り。
持ち帰りは3個入りからで、単品希望の場合は何か入れ物持って来てということです。
肝心のお味ですが、まずきな粉の香りが香ばしく、かつパサパサ感がないので餅の食感を邪魔していない。つまりとても食べやすい。
お餅は漉し餡で、これがまたとても瑞々しいのですよ。
僕が来店時にも次々にわらび餅を予約していた地元民と思しきお客様受け取りに来ていたので地域で愛されている銘菓なのでしょう。
そもそも日持ちしないし。
あわせていただいたのが店名にもなっている看板商品の《月餅》
ゲッペイとは読ませません。
場所は地下鉄の京都市役所から徒歩3分ほど。
わらび餅は3個で620円です。