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yuta_tea.masterの日記

金沢在住。ファッション業界と茶の湯に片足ずつ入れております。金沢歴活副代表としてのブログも。

【茶碗の中の宇宙】道入と光悦

おはようございます。

クリスマスイブの朝は樂家3代道入(ノンコウ)と光悦のお話にお付き合いください。

京都国立近代美術館で開催中、【茶碗の中の宇宙】の見所にもあげましたがこの2人の茶碗を一部だけ、列べて展示してあるのがにくいところ。

まず2人について申しますと、道入は長次郎から数えて樂家3代目、別名ノンコウの名で知られ樂家歴代屈指の名工と評価を受けています。

そして光悦は、歴活でとりあげたこともあるのですが古田織部の弟子で前田家とも関係深く琳派の創始者としても著名。

蛇足ながら、ノンコウは前田家と親交があったことが史料からうかがえ、前田利常が樂家の屋敷を訪れたことも記録に残っています。利常と樂家を引き合わせていたのはどうやら光悦らしく、更に深入りしませんが光悦と道入は共に法華宗であり前田家もまたそうなのです。

 

さて。

ノンコウと光悦の関係は主にお茶碗作りで、樂家に伝わる史料には光悦が樂家へ「茶碗を作るための土を分けてくれないか」と依頼する書状が残されています。

2人の歳の差は40ですが、2人の関係はノンコウが16歳の頃から38歳まで22年に及びます。

ノンコウは多感な青年期から作家としての自己を確立する壮年期まで光悦の影響を陰に陽に受けたことと思われます。

直接的な師弟関係ではありませんが同じ時代に生き研鑽しあったであろう2人の樂焼、見比べていただきたいものです。

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