yuta_tea.masterの日記

金沢在住。ファッション業界と茶の湯に片足ずつ入れております。金沢歴活副代表としてのブログも。

2016-11-01から1ヶ月間の記事一覧

和菓子屋に行ってきました【古都美】

“Japanese sweets, or wagashi, can whet the appetite of all sweet-lovers.at kanazawa” 和菓子屋さんのご紹介。 今回は金沢21世紀美術館近くにある 【古都美】さんへ。 場所はしいのき迎賓館から道路を挟んで向かい。 地元の人間からすると、あれ?いつの…

1050日目、金沢うら田【木枯し】

“Japanese sweets, or wagashi, can whet the appetite of all sweet-lovers.at kanazawa” 金沢の和菓子、今朝は上生菓子ですよっと金沢うら田さんの【木枯し】です。 木枯色に染まった山をきんとんで表しているとのこと。 見た目は可愛い!というより、やや…

金沢歴活美術史特講「高橋由一」

1828〜1894 ①どんな人? 近代洋画の開拓者。下野国佐野藩の出。つまりは武士階級の出であり同時代の洋画家、黒田清輝が薩摩藩出身のエリートならば由一は泥臭く目的を達成しようとしたある種、起業家精神溢れる雑草魂の男である。35歳で洋画を志し、41歳の時…

レポート第108回【金沢歴活】「『おしょりん』に学ぶ福井と眼鏡」

“これからは眼鏡の時代や、と100年以上前に福井の地で叫んだ男がいた” 知ってるようでまったく知らない、福井は如何にして一大眼鏡産地になったか!について小説『おしょりん』を元に。 福井眼鏡といえば、国内のシェア96%!残りの4%どこやねん!にして世界…

1049日目【セブンのどら焼】

yuta_tea.masterの毎日抹茶投稿. https://instagram.com/p/BMxEyekgzsU/ 本日はこちら、【セブンのどら焼き】 何とも潔いパッケージ。。。 北海道産の小豆使用でよほど味に自信があるのか。 セブンは和菓子がリーズナブルに美味しいイメージですがわらび餅と…

明治初期の美術界と藩閥政治

以前、歴活にて代表の安藤が【岡倉天心】について話しておりましたが、天心が東京美術学校(現・東京藝大)を追い出されることになる「東京美術学校騒動」について補足を。 テキストはこちら https://www.amazon.co.jp/gp/aw/d/4062580926/ref=mp_s_a_1_1?__…

レポート第116回【金沢歴活】「エルメスに学ぶ伝統工芸とモードブランドの違い」

10月27日に歴活にてお話したエルメスについて。 当日使用した参考図書と、テキストはこちら。 竹宮惠子さんの漫画はなんとエルメス公式なのです。非常に分かりやすくエルメスの歴史が描かれているのでオススメ。 https://www.amazon.co.jp/エルメスの道-中公…

金沢歴活美術史特講「狩野永徳」

狩野永徳っていうとテレビゲーム「太閤立志伝」の印象がいまだに根強い金沢歴活高橋です。 今日の主役、狩野永徳はざっとこんな感じです、ご覧あれ。 生没年1543〜1590 ①どんな人?狩野派と呼ばれる画壇の棟梁で京都で活躍、織田信長や豊臣秀吉ら天下人の御…

〜Lの反乱〜トランプ勝利を歴史から読み解く

今週1番の関心事といえば間違いなくアメリカ大統領選挙、トランプ候補の勝利でしょう。 事前のヒラリー有利というメディアの報道を覆し、主に都市部以外の地域から支持を集めました。 事前のメディア報道を覆すという意味ではイギリスの国民投票が想起されま…

金沢歴活美術史特講「本阿弥光悦」

ヘウゲものやバガボンドにも登場していてサブカル的にも著名人、去年は琳派400年ということでも大忙しだった本阿弥光悦の登場です。 ①どんな人?刀剣の鑑定(めきき)、浄拭(ぬぐい)を家業とする室町時代からの京都の上層町衆の出。父の代から前田利家と関…

金沢の茶の湯【中川宗半】

毎日抹茶を飲んでいながら風邪をこじらせ気味のyutaです。 僕は1000日以上抹茶を欠かさず飲んでおりますがそれでも体調壊すときは壊すんですよねぇ。。鼻水がグズグズだぜ。 さて中川宗半です。 ざっと概要。 ◼︎生没年は? 永禄五年(1562年)〜慶長一九年(…

金沢歴活美術史特講「伊藤若冲②」

若冲は生前から京都画壇では評価を受けており、『平安人物志』では池大雅、与謝蕪村ら文人画家を抑えて人気絵師2位を獲得。この時53歳。 若冲の特徴といえば鮮やかな色彩を駆使しながらも対象を執拗なまで克明に描き反復させる絵画世界には、写生を超越した…

金沢歴活美術史特講【伊藤若冲】

◼︎伊藤若冲(1716〜1800) 知識があればもっと美術館が楽しくなる、金沢歴活副代表の高橋(ジェントル)です。 今日は伊藤若冲についてお話します。 2016年の4月22日より東京都美術館にて生誕300年を祝い「若冲展」が開催されることもあり、今年は年明け早々…

金沢歴活【唐物の文化史】

歴活にてお話しました、今も昔もブランド大好き日本人の歴史です♪ ◼︎「唐物」とは⁇唐物とは近世までの「舶来品」を指す言葉でして、時代によっては南蛮物や阿蘭陀物も含めて唐物と総称します。 言葉の起源は平安時代以降で、初出は史料の上では大同三年(808…

加賀茶道を歩く!宮崎寒雉の塩屋釜編

金沢の街歩きに必須なもの、それは古地図アプリ【古今金澤】 ⬇︎これです http://ablecomputer.co.jp/Product/KanazawaOldMap/ 古今金澤を使って金沢を歩こうシリーズ、今回は僕の得意分野、茶の湯(茶道)でございます。 題して「宮崎寒雉の塩屋釜編」。 宮…