レポート第108回【金沢歴活】「『おしょりん』に学ぶ福井と眼鏡」
“これからは眼鏡の時代や、と100年以上前に福井の地で叫んだ男がいた”
知ってるようでまったく知らない、福井は如何にして一大眼鏡産地になったか!について小説『おしょりん』を元に。
福井眼鏡といえば、国内のシェア96%!残りの4%どこやねん!にして世界の一流ブランドも生産を依頼する産地(眼鏡、サングラスは粗利が良いのでファッションブランドは軌道にのるとすぐに作りたがります)
ただ、そうなるきっかけは今から120年前の明治中期、2人の兄弟とその妻のとてもとてもイノベーティブな物語があるのでした。
この福井眼鏡、昨日書いたエルメスとも共通点が多くて興味深いんですよ。
すなわち、
・時代の先読み
→これからは進学率の高まりによる識字率のますますの向上、女性の社会進出
・先読みからの雇用の創出
・ブランド形成のために博覧会を利用
→内国共産品博覧会で金賞を受賞(奇しくも金沢開催)
ビジネスの基本かもですが、時代の先読みの大切さが物語中に繰り返しでてくるんですよね。
『おしょりん』の内容としては、とにかく増永眼鏡創業に際して創業者の弟、幸八がかっこよすぎます。
俳優だと玉木宏に演じてほしい。
僕は福井の友人から教えていただきましたがおしょりん、ぜひお読みくださいませ♪
https://www.amazon.co.jp/おしょりん-藤岡-陽子/dp/4591147967