yuta_tea.masterの日記

金沢在住。ファッション業界と茶の湯に片足ずつ入れております。金沢歴活副代表としてのブログも。

一期一会を最初にとなえたのは井伊直弼って知ってます?直弼ゆかりの【埋れ木】

今朝もいと重さんでございます。

彦根という街は滋賀県内でも特殊な街で、どう特殊かというと城下町だということ。

単純ですいません。

それも全国でも有数のお城を有し、お城が街の中枢にあるという、がちな城下町です。

城下町という歴史を背負った都市は近隣自治体に比べると遥かに気位が高いという、動かしがたい事実がありまして(金沢人の能登や富山に対する接し方も同じですね)、そこに住まう人々は収入の多寡に関わらず気位が高いので不思議です。あと、街にみんな誇りをもっておりますよね。

閑話休題

さてさて、城下町には和菓子が付き物、歴史のある和菓子屋さんがある、それが彦根ではくだんのいと重菓舗さんで、その銘菓として筆頭が今朝のこちらでございます。

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 【埋れ木】です。

歴史に造詣が深い方ならははぁーん!と膝を打つでしょうがこちら、彦根のお殿様井伊直弼がまだ部屋住まいだった頃の庵、埋れ木舎にちなんでつけられた名前。

部屋住まいとは、簡単にいうと無職です。

まぁニートですね、しかもお金持ちのエリートニート夏目漱石風にいうと高等遊民かな。

井伊直弼はエリートニート時代に茶の湯を極めてしまいまして茶の湯に関する書も記しました。それが『一会集』と呼ばれるもので一期一会という言葉はこの中で初めて使われます。

茶の湯を学ぶ方は井伊直弼のことをもっともっと再評価していただきたいものです。

 

肝心の埋れ木のお味ですが、白餡を柔らかい求肥で包み、その上から抹茶味の和三盆糖をまぶしてあります。ほのかな甘さがある求肥は柔らかく口の中でほどけてころがり、抹茶の香りがお茶を誘います。

とにかく抹茶に会う一品、滋賀に行かれた際はぜひご賞味あれ♪

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