石引パブリックにて開催!本阿弥光悦、鷹峯より金澤へ
毎日抹茶を点て和菓子を食べ、本のインプットをすぐにアウトプット、空いた時間で洋服を売っている金沢歴活副代表の高橋(yuta)です。
最近、とある理由で僕の中で本阿弥光悦がホットです。
今晩は金沢美大近くのお洒落ブックカフェ、石引パブリックさんにて【本阿弥光悦、鷹峯より金澤へ】と題しお話。
この人が本阿弥光悦。
南無阿弥陀でありませんぜ。
念仏ではなく人名。
本阿弥が名字です。
戦国時代から江戸時代はじめの人です。
要点かいつまんでいうと、
・俵屋宗達を見出した人
・古田織部の弟子
・還暦前後に京都の北鷹峯を徳川家康からプレゼントされそこで作陶を開始するなど芸術活動を始めた人
・唯一の国宝茶碗の製作者(卯花墻は作者分からないしね)
・前田家、金沢と関わりが深い人
特に、金沢との関わりの深さは案外知られてないよね。
実は金沢由来の光悦茶碗もあるのですよ。
それがこれ。
現在東京国立近代美術館にて開催中の【茶碗の中の宇宙】にも展示されている【紙屋】
実はこれ、金沢の紙屋が所属したことがその由来。
私、7年くらい前にそのことを知ってから当時よく通っていたこの居酒屋のことかと勘違いしました。
藩政期に紙屋だった町家を改装したお洒落居酒屋なのですが。。。
今年になってしっかり調べると無関係でございました。光悦茶碗の紙屋は、現在の金沢市尾張町にあった紙屋庄三郎屋敷でして、2代紙屋庄三郎が光悦と特に懇意で屋敷に光悦を泊めており、その孫4代紙屋庄三郎が鷹峯の源光庵の卍山道白に茶碗を所望したことがその由来です。
写真は参加者の皆様と。
光悦は定期的にお話したいテーマで、今度はのんこうと光悦でやりたいなぁ。
その前に次回の石引パブリックは4月28日(金)に一遍についてお話します。