早朝の緊急地震速報、それでも僕は茶をいただく
目覚ましのアラームにしては時間が早く、耳にしたことのない音で目が覚めたのはキッカリ午前6時ちょうど。
宿泊先の会津若松のホテルにて。
妻の、「怖い!」という悲鳴でかえって僕は冷静になり、強く揺れる最中もハッキリとした意識で過ごしたのでした。
そして、その後の報道での避難指示。
やはり落ち着かず、騒々しい妻を横目に僕は1000日以上続けてきたルーチンを始めるのでありました。
以下、Instagramに記した文章
“朝から緊急地震速報で起きました.会津若松は震度4です.沿岸部が心配です.福島の皆さまどうかご無事で.
とはいえ、とはいえ.
まぁ茶でも飲みましょう.
まさに且坐喫茶.
単なる呑気や楽観主義とは異なる律する心”
且坐喫茶。
しゃざきっさ、と読みます。
禅語で、まぁ座って茶でも飲もうか、という意。
僕の心境はまさにそれ、でした。
そして何と無くながらもその意が腹にストンと落ちた。
楽観主義でもない、自分を落ち着かせるために律する行為。
茶でも飲んで落ち着けよ。
そう、茶の湯の神様から言われた気がしたのでした。